「男性の更年期に関するイメージと実態調査」の要約
otokono-kounenki
調査概要
- 実施時期: 2022年11月2日~4日
- 調査手法: インターネット調査
- 対象: 全国の20代~60代の男性600人(うち更年期症状を自覚する40代~60代の男性100人)、20代~60代女性600人
- 実査委託先: 楽天インサイト
主な調査結果
- 更年期症状への対処方法の不明瞭さ:
- 男性の84.3%と女性の71.3%が更年期の症状への対処方法がわからないと回答。
- 男性の約3人に1人は何もせず我慢しており、その理由は対処方法がわからないため(55.9%)。
- 更年期症状の自覚と社会生活への影響:
- 更年期症状を自覚する男性の67.0%が日常生活・社会生活に支障をきたしている。
- 症状を自覚しながらも周りに言いにくい(63.0%)、症状があっても認めたくない(58.0%)という感情が存在。
- 病院に行かない理由:
- どの科に行けばいいかわからない(36.7%)が最多の理由。
- 更年期のイメージと実態:
- 男性の更年期の一般的なイメージは「イライラ」「疲れ」「発汗やほてり」だが、自覚症状のある男性の約7割は「疲れ」を感じ、「イライラ」より「頻尿」「不眠」を感じる人が多い。
- 更年期症状に対する認識:
- 約7割の男女が更年期症状は男女ともに生じると思っている。
- 更年期の症状に対する知識を得ておきたいと考える人は男性74.7%、女性83.3%。
- 更年期の時期のイメージ:
- 男性の約7割が更年期をネガティブな時期と捉えており、その理由はネガティブに伝える情報に触れたから(51.4%)。
結論
この調査は、男性の更年期に関する一般的な認識と実際の症状のギャップを明らかにしました。多くの男性が更年期の症状に対して適切な対処方法を知らず、また社会的なタブーとして感じていることが示されています。更年期症状に対する正しい理解と情報の普及が必要であることが強調されています。