もし今、男性更年期障害(LOH症候群)について調べていて、コミュニティを覗くだけで終わってしまっているなら——ぜひ、ちょっとだけ勇気を出してみませんか?
「情報収集したい」「誰かと悩みを共有したい」と思いつつも、投稿やコメントまではハードルが高い…そんな気持ちは痛いほどわかります。けれど、読むだけで終わらせるのは本当にもったいないんです。
なぜ男性は“見るだけ”になりがちなの?
- 弱みを見せたくない
男性としてのプライドや「こんな悩みを打ち明けるなんて恥ずかしい」という思いは、なかなか手強いもの。気づいたら、ただ情報を探しているだけで投稿までは踏み切れない、という方が多いかもしれません。 - 自分に合う情報があれば充分
「いい情報さえ見つければ、自分はそれでいい」と思ってしまい、いつの間にか読む専門になってしまうことも。 - そもそも気力がわかない
更年期障害の症状として、集中力やモチベーションが下がりやすくなるのはよくある話。文章を書くエネルギーをひねり出せず、「とりあえず読むだけで精一杯…」という状況に陥りやすいんです。 - “受け身”なクセ
相談より先に、「誰かが解決策を投げてくれるかも」「見ていればそのうち役立つ情報がくるかな」という思考が強いと、なかなか一歩を踏み出せないかもしれません。
“見るだけ”では手に入らないもの
情報は手に入るかもしれませんが、それだけで終わらせるのは、せっかくのコミュニティを活かしきれていないんです。
- 孤独感が減る
「あ、自分と同じ悩みを抱えている人がこんなにいるんだ」と実感できると、意外なほど心が軽くなります。 - まさかのアイデアが届く
具体的な対策から、ちょっとした生活のコツまで、「こんな方法があったのか!」と新しい発見があるかもしれません。 - 書いてみるだけで気持ちが整理される
「文字にしてみたら、意外と自分が気にしていたのはココなんだな…」と気づくことも。これは実際に書かなきゃわからない体験です。カタルシス効果ってやつですね。 - 誰かの役に立つことが自信につながる
同じように悩んでいる人から「あなたのコメント、すごく助かりました」と言われると、思わず胸が温かくなるはず。「自分にはまだ誰かを支えられる力があるんだ」って感じられるのは大きいですよね。
はじめの一歩は“ほんの少し”でOK
書き込みやコメントが苦手な方も、最初は小さなアクションから始めてみましょう。
- 短いコメントやリアクションだけでもOK
「私も同じです」「参考になりました」など、一言で大丈夫。文章の長さは関係ありません。 - 具体的な質問にしてみる
たとえば「○○のサプリを使ってる人いますか?」のように、具体的に聞いてみると返事がもらいやすくなります。 - 詳しいプロフを明かさなくてもok
詳しいプロフィールを明かす必要はありません。気軽に参加してみてください。あなたが発する一言が、誰かを「ホッ」とさせるかもしれません。 - 書き込み用のテーマやスレッドを見つける
「最近始めてみたこと」「ちょっと良かったこと」など、話題のきっかけがあるスレッドなら、気軽に投稿できますよ。 - スタンプや“いいね”も立派なアクション
投稿に対して一言が浮かばないときは、スタンプや“いいね”でリアクションをしてみてください。「見てるよ」「共感してるよ」と伝えるだけでも、投稿者にとって大きな励みになります。
こんな声かけはいかがでしょう
- 「こんにちは、初めて書き込みます!同じ症状の方がいたらお話しできたら嬉しいです。」
- 「みなさんの投稿、とても参考になりました。ありがとうございます!」
- 「最近ちょっと落ち込みが激しいんですが、同じ方いますか?」
- 「疲れが続くんですが、みなさんどんなリフレッシュしてますか?」
ほんの少し勇気を出して、短めの文章から始めてみてください。
おわりに
男性更年期障害は、なかなか周りに相談しづらいですよね。だからこそ、オンラインで安心して話せる場はとても貴重。“読むだけ”から“一言コメント”に変えてみるだけで、心がふっと軽くなる瞬間がきっと訪れます。
あなたの言葉が誰かの救いになるかもしれないし、あなた自身が思わぬ助言をもらえるかもしれません。ぜひ、今こそちょっとだけ勇気を出して、私たちと一緒にコミュニティを楽しみましょう。小さな投稿やコメントから、あなたの新しい一歩が始まります。
ABOUT ME
1971年生まれ。
2010年頃から動悸、めまい、発汗、倦怠感などの症状に悩まされる。
様々な病院で検査を受けるも原因が分からず『診断難民』状態に。
その間、体調は悪化するばかり。
2019年頃から体調不良(不定愁訴)が顕著に現れる。
2022年11月ホルモン検査の結果、男性更年期障害の診断を受ける。
以降、テストステロン補充療法を中心に治療を続け、合わせてテストステロンをアップさせるための生活習慣の改善に取り組み、2023年11月時点、テストステロン値も正常になり、男性更年期障害の症状は改善する。
現在は、自身の経験を活かし、SNS(X【旧Twitter】)やblog、同じ悩みを持つ方々によるコミュニティ、さらには各種メディア出演など通じて、男性更年期障害を中心としたメンズヘルスに関する情報を発信している。
【メディア】
■ちぇぶらチャンネル(NPO法人ちぇぶら)
■BSS NEWS テレポート山陰(BSS山陰放送)
■スーパーJチャンネル(テレビ朝日)※2023/11/24放送
■スーパーJチャンネル(IAT岩手朝日テレビ)
■モーニングショー(テレビ朝日)
※2024/1/19放送
■Yahoo!Japan NEWS
■TBS NEWS DIG
■ぶんか社 comicタント(vol.50) 漫画(熊田プウ助『中年肉体百科』)の原作協力
■週刊SPA!(2024年 1/16・23号)
ほか
【会員】
■男性相談ネットワーク会員(一般社団法人日本男性相談フォーラム)
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